それでは、中国語の中にどのぐらいの日本語がなだれ込んでいるのでしょうか?説明します〜
まず数のことですが、日本語の語彙がどれくらい中国語に入っているのでしょうか。学者によって統計の数字が少し違っていて、「中国元来の語」か「中国人が作った訳語」か、それとも「日本でできたもの」かの区別のつかない語も一部ありますが、大体1,000語ぐらい入っています。
『漢語外来語辞典』 には、10,000あまりの外来語が収められていますが、それは2000年ぐらいの間に中国語に入った外来語全体です。
数からいえば日本語は10%くらいしかありませんが、実際には、収められている10,000語(遠い昔ぺルシャ (現在のイラン)、印度及び西域から入った 「獅子、葡萄、琵琶」 などの語のほか、「仏陀」 などの仏教用語がたくさんある)の多くがすでに死語か、あまり使わない語になっています。それに対し、日本語は最近50年間にどっと入ったものですし、ほとんどは常用語として中国語に定着しています。
中国語のなかに入った日本語を分析してみると、次の通りです。
① 日本で音訳された西洋語だが、漢字で表されているもの。
gas 瓦斯 concrete 混凝土 romantic 浪漫 club 倶楽部 lymph 淋巴 cholera 虎列刺
② 日本でつくられた漢字。
腺 癌 吋 呎 哩 噸
③ 日本語だが、中国語に入ってから意味が変わっているもの。
(1)労働者-はじめは本来の意味で使われたが、のちに 「工人」 という語にとってかわられ、今では 「働くもの」 の意味で使われている。
(2)辨護士- 「律師」 という語に取って変わられ、今では法律用語ではなく、ただ弁護する人の意味である。
④ 日本語を訳すために中国で作られた新語。
(1)基於 (○○に基いて)
(2)関於 (○○に関して)
(3)対於 (○○に対して)
⑤ 中国語に入ったが、生き残らなかった語
例えば、万年筆 日傘 車掌 残念 夕方 相場 支那 手形 切手
参考:https://goo.gl/1Nqq
まず数のことですが、日本語の語彙がどれくらい中国語に入っているのでしょうか。学者によって統計の数字が少し違っていて、「中国元来の語」か「中国人が作った訳語」か、それとも「日本でできたもの」かの区別のつかない語も一部ありますが、大体1,000語ぐらい入っています。
『漢語外来語辞典』 には、10,000あまりの外来語が収められていますが、それは2000年ぐらいの間に中国語に入った外来語全体です。
数からいえば日本語は10%くらいしかありませんが、実際には、収められている10,000語(遠い昔ぺルシャ (現在のイラン)、印度及び西域から入った 「獅子、葡萄、琵琶」 などの語のほか、「仏陀」 などの仏教用語がたくさんある)の多くがすでに死語か、あまり使わない語になっています。それに対し、日本語は最近50年間にどっと入ったものですし、ほとんどは常用語として中国語に定着しています。
中国語のなかに入った日本語を分析してみると、次の通りです。
① 日本で音訳された西洋語だが、漢字で表されているもの。
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② 日本でつくられた漢字。
腺 癌 吋 呎 哩 噸
③ 日本語だが、中国語に入ってから意味が変わっているもの。
(1)労働者-はじめは本来の意味で使われたが、のちに 「工人」 という語にとってかわられ、今では 「働くもの」 の意味で使われている。
(2)辨護士- 「律師」 という語に取って変わられ、今では法律用語ではなく、ただ弁護する人の意味である。
④ 日本語を訳すために中国で作られた新語。
(1)基於 (○○に基いて)
(2)関於 (○○に関して)
(3)対於 (○○に対して)
⑤ 中国語に入ったが、生き残らなかった語
例えば、万年筆 日傘 車掌 残念 夕方 相場 支那 手形 切手
参考:https://goo.gl/1Nqq